オスグッド病について
先日、小学校の体育大会を見に行った時、知り合いのお母さんから「オスグッド症」について相談を受けました。オスグッド症についてWikipediaから引用させていただきます。
オスグッド・シュラッター病(オスグッド・シュラッターびょう、英: Osgood-Schlatter disease、独: Osgood-Schlatter-Krankheit)は、サッカーやバスケットボールなどのスポーツをする小学生、中学生や高校生に多く見られる、膝の脛骨が出っ張って痛むという骨軟骨炎[1]である。オスグッド・シュラッター症候群(オスグッド・シュラッターしょうこうぐん)ともいう。多くの患者は、膝の脛骨の付近の痛みや膝裏の痛みを感じる。様々なスポーツでジャンプや屈伸を行うことにより、大きな衝撃が膝(脛骨)付近に生じ、脛骨粗面付近に炎症が生じる。脛骨粗面に存在する骨端核に機械的牽引力がかかることに起因するとされる。このため10 - 15歳の活発な発育期の男子に多く発生し、運動時に症状が強く現れる。膝伸展機構は大腿四頭筋から膝蓋骨、膝蓋靭帯(英語版)・膝蓋腱、脛骨粗面へと連続する。スポーツ選手では膝伸展の反復により、これらの部分に牽引力が働き、膝蓋骨遠位端、膝蓋靭帯、脛骨粗面が弱点となり、ジャンパー膝、シンディングラーセン・ヨハンソン病などのように疼痛が起こる頻度が高い。X線でも骨端核の様々な乱れや遊離骨片の発生などが認められる。発症者としては外見からはあまり痛くなさそうでも本人からすればかなり痛いのにわかってもらえないのも発症者のネックになることが多い。
治療法としては、まず、安静にすることが第一である。また医薬品などの治療も可能ではある。しかし、現在は、リハビリなどを行う例が多い。キックやジャンプの動作は禁止し、理学療法を併用して対症療法を行う。大きな骨片が存在する場合には手術的に摘出することもある。しかし、あまり心配しなくてよい、時期が来れば痛みは消えると言われているが実際はスポーツなどは完全に中止し、休養をとらないと完治は難しいと言われている。 特に発症しやすいスポーツはサッカー、バスケットボール、野球、バレーボール、陸上競技、テニスと言われている。 サッカーはボールを蹴ることが多いことや、リベロのように動く選手や、バレーボールでよくスパイクを打つ選手などは、痛みが増したりするために特に治りにくいと言われることがある。 しかし一番治すために効果的なのは、前文にもあるが、完全にスポーツなどを中止し休養を取ることである。
私は脚の使い方にも原因があると考えています。特に膝周辺の筋肉を弛めることが一番必要です。
成長期の子どもに安静にすると言うのは難しいので、運動後のケアを自分で行えるようになることが大切だと考えます。
お母さんには必要と思われるケアの方法についてお伝えしました。
楽しく運動している子どもたちが痛みで運動できないのはとても残念なことです。
お気軽にご相談下さい。
0コメント